« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »

2019年12月

2019年12月31日 (火)

「特に理由はない」という理由

ある人から、「来年から年賀状は止めます」という連絡が来ました。
「特に理由はありませんが…」という理由とともに。

年賀状のような“虚礼(みたいなもの)”に限らず、何かを止める際に、「特に理由はない」という理由が付されることがあります。

たとえば、何かのイベントに行くのを止めたり、今まで関わった集団との付き合いを止めたり。
理由が特にあるわけではないが、止めることを決断する。

恐らく「何となく」、「ぼんやりとした」理由はあるだが、あえて明確な言葉にすることのものでもない。
ふとした決断。

この「特に理由はない」という理由は、意外と多くの決断に使っているような気がします。

2019年12月30日 (月)

すべてメールされる上司の嘆き

ある会社の管理職の嘆き。

「若い社員たちは、すべてメールで連絡してくる」と。

体調不良で休む場合もメール。

「電話してくるのが普通ではないのか」とも。

「電話するのが普通です」と、私は言ったものの、果たして“普通”なのか、若干疑問に思えました。

自己都合(体調不良や急用など)で会社を休む場合、電話しなければいけないのか、メールでよいのか。
その会社ではルールが決まっていないようです。

“電話するのが当たり前の世代”の人たちは、メールで済まされることにいら立ちを感じます。
しかし、“メールやSNSが当たり前の世代”の人たちは、それに違和感を覚えていないのかもしれません。

メールでよいのか、メールではダメなのか、ルールを明確にする必要がありそうです。

2019年12月29日 (日)

付加価値の中身

「生産性」という指標があります。

一般的には、
生産性=アウトプット÷インプット、
あるいは、
生産性=付加価値÷投入資源
とされます。

投入した資源に対して、得られた付加価値を測る。
これが生産性を求める式となります。

ただし、付加価値というのは一概に数値で測れるものばかりではありません。

たとえば、他人を満足させること。
幸福感を与えること。

これも付加価値といえますが、それを数値的に評価することは容易ではありません。

しかし、ビジネスとは何らかの付加価値を上げることが、その目的となります。

自分たちが追求している付加価値とは何か。
あるいは、今日自分が与えた付加価値とは何か。

付加価値の中身を理解することも、仕事をするうえで大切なことです。

2019年12月28日 (土)

宣伝がうまいのも才能

よく、「あの会社は宣伝がうまいから」とか、「あの人はアピールが得意だから」といったセリフが出てくることがあります。

その背景には、「宣伝の割には中身は大したことはない」という想いが込められています。

大した内容ではないのに、良い面を前面に押し出し、それを世間にアピールする。
世間は、そのイメージで当該の会社(人)を“すごい”と思うようになる。

冒頭のセリフは、それを揶揄する発言です。

しかし、考えてみると宣伝がうまいのも大事な能力です。
自分たちの良さや素晴らしさを世間に伝えなくては、多くの支持を得ることはできません。

世の人々をだましてはいけませんが、アピールが下手というのも是正していかなければいけません。

2019年12月27日 (金)

お互いに遠慮しない文化をつくる

会社の規模が大きくなると、組織間の壁ができるようになります。

それぞれの組織に、責任と権限があるため、どうしても壁が生じます。
ただし、壁は「高い壁」もあれば、「低い壁」もあります。

高い壁の場合、壁の外側に対し、遠慮して物事が言えなくなることがあります。
「余計なことを言うな」と思われないように、遠慮してしまう。

波風立てないように、差し障りのないことしか言わない。

それはそれで、うまく回るようになっているのかもしれません。

ただやはり、「言うべきことは言う」、「(やり方や状況が)悪いものは悪いと言う」文化を目指したいものです。

お互いに遠慮したままだと、物事がすぐに改善されず、弊害が残ったままになってしまいます。

“お互い様”で、遠慮せず、はっきりと言いたいことを言う文化。
組織風土として、それを作り上げたいものです。

2019年12月26日 (木)

多忙を理由にしたこと

年末となり、今年を振り返ることが多くなっています。

今年はどういう年だったか。
会話の中でも、そんな話題が出る時期です。

今年の反省、後悔においては、
「多忙を理由にしたこと」が多いことが挙げられます。

多忙のためできなかった。
多忙のためやらなかった。
多忙のためあきらめた。

「多忙のため」が意外と多いことに、あらためて気づかされます。

ただ、これは今年だけのことだけでなく、恐らく毎年繰り返されるもの。

多忙は仕方のないことなのか、それとも減らすことができるものなのか。
果たしてどちらなのでしょうか。

2019年12月25日 (水)

事業所移転の際の一番の悩み

知り合いの二つの中小企業が、事業所の移転を考えています。

一つは物流センターを運営している会社。
もう一つは部品加工の製造業。

物流センターは、今の立地があまり良くないので、地の利のあるところに移転したいというもの。
製造業は、工場が手狭になっているというのが、その理由。

しかし、いずれも移転は容易にはいきません。

当然、お金の問題が発生します。
移転に際して、相当の費用が掛かるため、その資金をどうするかという問題。

もう一つは、従業員の雇用の問題。
どちらかというと、これがネックになっている面があります。

移転をすると、今勤務している人たちが通えなくなる恐れがあります。

特に、パート社員の多くは、自宅から近い人が圧倒的多数です。
もし、今より遠いところになってしまうと、通えなくなる、ひいては退職せざるを得ないということになりかねません。

ベテラン社員の多数に辞められてしまうと、業務が回りません。
新規に雇用するにしても、今と同等の戦力になるまで時間が掛かります。

そのため、移転先を慎重に考えなければいけないという状況。
最適な場所を見つけられればいいのですが、希望に叶う立地というのも簡単には出てきません。

「移転はしたい」、しかし「雇用の関係から移転は難しい」というのが、二社の共通の悩みとなっています。

2019年12月24日 (火)

改善提案は自分のことを棚に上げる

業務や職場環境に対する改善提案。

いかに自分たちが働きやすく、効率的に物事を進められるようにしていくかを検討するうえで必要なものです。

その際のポイントとして、
率直に改善提案する。
素直に意見を言う。
思っていることをストレートに伝える。

これが大事なことです。

そして、「自分ことは棚に上げる」こと。
自分が出来ないからとか、自分がやっていることとは違うからとか、そういった“遠慮”は必要ありません。

自分のことは棚に上げて、改善すべき点を提言する。
物事を良くするための改善提案には、それができる風土が大切です。

改善提案する際は、まずは自分のことを棚に上げましょう(笑)。

2019年12月23日 (月)

福袋を作る作業をしているところ

今、一部の物流現場ではある作業が佳境を迎えています。
それは、福袋づくり。

さまざまな商品をアソート(組み合わせ)し、一つの福袋に仕上げていきます。

アパレル系、雑貨系など、さまざまな福袋がありますが、その袋に入れるものを間違えないようにピッキング、梱包するのが物流業者の腕の見せ所です。

中に入れる商品が多いと、入れ忘れたり、多く入れ過ぎたりといったことが起こりがちです。
買った人が、「同じものが二つも入っていた」などということが無いようにしなければいけません。

すべて過不足なく袋に入れる。
それを成し遂げる緊張感が、福袋を作成している物流現場に漂っています。

福袋も、そういった“丁寧な作業”で、作られているのです。

2019年12月22日 (日)

小売店の営業時間はその店の判断

我が家の近所のファミリーマートに、張り紙がありました。

24時間営業を一旦止めていた店舗ですが、「12月〇日から再び24時間営業になります」と。

ニュースでも、マックスバリュ西日本の店舗で、2019年3月から営業時間を短縮していたものの、2020年1月までには営業時間を延長することにしたとのこと。
マックスバリュ西日本では、営業時間延長の理由を、「閉店を早めたことで総菜などの品切れが増えた」、結果として売上が前年比で10%も落ち込んだとしています。

今、人手不足問題からコンビニエンスストアなどでの営業時間短縮の動きが増えています。

しかし、営業時間を短縮することによってメリットが大きい店と、デメリットが大きい店があるわけです。

ファミリーマートの件は、真意は分かりませんが、24時間営業を止めたことによるデメリットが大きかったのではないかと思われます。

店の営業時間を決めるのはあくまでも個店の判断。
それでいいのです。

2019年12月21日 (土)

参加したくないときの言い訳は

さまざまな行事や飲み会などのイベント。

そこに誘われたときに、「行きたくない」、「乗り気じゃない」ことがあります。

その場合、参加しない言い訳として何を言うか。
恐らく大半の人は、「他に都合があるから」ではないでしょうか。

その日は別の用事がある。
だから参加することができない。

その理由が、物事を丸く収める方便になります。

「参加したくないからです」とか、「嫌だからです」という“本当の理由”は言わない。
言ってしまうと、相手の気分を害すから。

嘘も方便。
元々の「方便」という言葉は、仏教で“仮の教え”とか、“教えに導くための手段”という意味があります。

仮の言い訳でも、そこは(相手に)悟ってほしい。
方便を今年も何度か使ったことがあります。

2019年12月20日 (金)

人手不足の時代に人手を確保する方法

昨今、多くの企業で“人手不足”が問題となっています。

「仕事はあるが、人がいないので仕事を受けることができない」という嘆きもよく耳にします。

では、人手を確保する特効薬はあるのか?
答えは、イエス。

それは、賃金を高くすること。
賃金が高ければ、人手を集めることは比較的容易にできます。

しかし現実は、「それができれば苦労はない」といったところでしょう。

賃金を高くすることはできない。

では次にできることは何か?

それは、雇用される人の働きたい時間に働ける状況を作ることです。

たとえば、「土曜、日曜は休みたい。」
「家庭の都合があるので、16時には退社したい。」
といった要望が、働き手にはあります。

できるだけ、その要望を叶える。
それによって、人手を確保できる可能性が高まります。

今、運送業界でも、ドライバー不足が顕著です。
その中で、ある中小運送会社は、比較的ドライバーが集まるようになっています。

働きたいというドライバーの勤務時間や、休みの希望をできるだけ聞くようにしているのです。
もちろん、労働者側の希望を100%叶えることはできません。

それでも、会社側が「希望を(とりあえずは)聞いてくれる」という姿勢を見せることで、働きたいというドライバーが集まっています。

個々の人が働きやすい環境を作る。
働く時間や休みの取らせ方も、その一つ。

人手不足の解消には、働く側の視点に立った取り組みが必要です。

2019年12月19日 (木)

自社の利益率は何%か知ってる?

非上場の企業や、中小企業の多くでは、自社の財務状況を公表していないところがあります。

社員も知らない。

売上高は社員に伝えられていても、どれくらい利益が出ているのか、もしかしたら利益が出ていないのかを知らない。
そういった企業は、少なくありません。

その会社の社員に対し、「利益を増やすために、経費を削減しろ」と言ったところで、あまり納得度は高くないでしょう。

ある中小企業の製造業(A社)で、社員に『うちの会社の利益率(営業利益率)はどれくらいだと思いますか?』と聞いたところ、
『5~6割くらいですか』と答えられたそうです。

A社の営業利益率は約5%。

認識に大きなギャップがあったとのこと。
ちなみにA社は、売上や利益を、すべて社員に公表するようにしたそうです。

自社の財務状況(利益率)を知らない社員に、「売上を上げろ」、「経費を下げろ」と言ったところで、社員は「はっ?、何で?」と思うだけです。

2019年12月18日 (水)

人に期待されると能力が伸びる(?)

会社組織において、人材育成というのは普遍のテーマとなります。

いかに能力を伸ばすか。
会社に貢献できる人材にするか。

そのための教育や研修も、大事な取り組みです。

そして、日常の中で人の能力を育成するために、「期待すること」が必要だと言っている人がいます。

「あなたに期待をしています」と言われる。
人から期待されていることを感じる。

それによって、当人は努力をするようになり、結果として能力が伸びていくというわけです。
確かにその意見は納得できます。

逆に、誰からも期待されていない状態では、頑張ろうという気は起きない。
本人に成長の意欲がわかないので、能力も伸びないということになります。

人材の育成をするうえでは、“期待する”こと。
これも大事な要素だということです。

(部下や他人に)期待をしていますか?
(上司や他人から)期待されていますか?

2019年12月17日 (火)

トラックドライバーが足をハンドルに乗せて寝ている行為について

たまに、トラックの運転台で、足をハンドルに乗せて寝ているドライバーがいます。

それを外から見た人は、「みっともない」、「態度が悪い」と思うかもしれません。

確かに、見た目は良くありません。
「行儀が悪い」と思う気持ちも理解できます。

ただ、ドライバーの労働環境を考えると、仕方のない面もあります。

長時間、狭い空間で運転を続けていると、血行が悪くなり、“エコノミークラス症候群”のような状態になる恐れがあります。
エコノミークラス症候群とは、血流が悪くなることで血栓ができて、血管を詰まらせてしまう病気です。

そこまで至らなくとも、同じ姿勢で運転を続けていると、足がむくんだり、疲労が蓄積したりして体に負担が掛かることは間違いありません。

そのため、休憩のときに足を高く上げ(ハンドルに乗せて)、血行を良くすることを行っているのです。
布団やベッドで休むことが難しいドライバーは、足を高くして寝ることが、疲労回復には必要というわけです。

足をハンドルに乗せて寝ているのは、そういった理由があります。

2019年12月16日 (月)

作り笑いもときには有効

会議で、重苦しい雰囲気になるときがあります。

重苦しくなくとも、硬い雰囲気で、意見が出しにくいときもあります。

そんなとき、あえて笑いを出してみる。
作り笑いでも、笑う場面を設けてみる。

それによって、多少空気感が和らぐことがあります。

「笑ってもいいんだ」という雰囲気を感じさせ、意見を活性化させる。
会議というものは、良い議論になることが理想です。

そのために、作り笑いでもいいので、ときに笑いを取り入れることも必要です。

2019年12月15日 (日)

くじ引きの票数は改善提案の回数で

この時期、会社の忘年会があちこちで行われています。

会社が費用を負担して、忘年会が開催されるところもあります。

そして、その中でくじ引き大会が行われるところも。
豪華景品(?)が供され、当たった人は大喜びとなる場面も多いでしょう。

そのくじ引きですが、一人一票のケースもありますが、票数を人によって変えているところがあります。

それは、「その年の改善提案の回数」を票数としている会社。

たとえば、年間に改善提案を3回行ったら3票、5回行ったら5票とするものです。

そのため、改善提案をたくさん出した人は、当たる確率が高くなります。
それによって、改善提案活動を活性化させる狙いがあります。

これは改善提案をたくさん出す意欲にもつながり、とても良い制度だと思います。

2019年12月14日 (土)

経営理念を大切にしている社長

会社には、経営理念というものがあります。

会社の存在意義や、使命を言葉にしたもの。
そこには、自社の“あるべき”が表されています。

ある中小企業の経営者は、「何かあれば経営理念に立ち戻れ」と社員に言っています。

とるべき行動や判断基準は、経営理念によって決められると。
もちろん、会社のあちこちに、大きく経営理念が掲げられています。

一方で、会社によっては、経営理念が「有っても無い」ところがあります。
「有っても無い」とは、言葉として書かれているものの、誰もそれを意識していないし、場合によっては覚えてもいないという状況。

経営理念がすべてとは思いませんが、会社の“指針”、“柱”であるべきです。

2019年12月13日 (金)

楽な仕事とやりがい

ある人が、「転職したい」と言っていました。

その理由は、「仕事が楽」だから。
流通業で、物流管理などの仕事をしていますが、通常は特に刺激のない日々だそうです。

毎日、決まった処理をこなすルーチン業務。
多少の経験は必要なようですが、慣れてしまえば仕事は楽。

会社自体にも、あまり執着心はないようです。

他の人からすれば、“うらやましい”と思えるかもしれません。
そういった仕事を望んでいる人もいることでしょう。

ただ、あまりに楽な仕事は、やりがいが感じられなくなることも事実。

やりがいとは、困難なことに挑むことから始まるとも言えます。

仕事に「やりがいがある」と思える人は、とても幸せなことだと思います。

2019年12月12日 (木)

信念がある方がよいか、無い方がよいか

仕事をするうえでの信念。

自分はこうしたい、こうありたいという想い。

信念がなければビジョンは実現できない。
さまざまな抵抗やハードルがある中で、信念なき事業はいずれ頓挫する。

それはそれで、真なのかもしれません。

一方で、信念などにこだわらず、「環境に対応する」、顧客ニーズに合わせる「変化対応業」であるべきだと説く人もいます。

自分の信念を押し通すのではなく、相手や顧客のニーズに対応することが、本来の使命ではないか。

顧客(ニーズ)が最優先。
自分たちの枠組み(≒信念)に固執してはならない。

それも真なのかもしれません。

信念は、ある方がよいですか、無い方がよいですか。
そう問われたら、どう答えましょうか。

2019年12月11日 (水)

会社の中の敬称のつけ方

会社組織の中で、人を呼ぶとき、どんな敬称をつけるか。

役職、たとえば「〇〇部長」とか、「〇〇専務」などで呼ぶ場合。

「〇〇さん」と呼ぶ場合。

人によっては、「〇〇君」と呼ぶとき。
時には、呼び捨ても。

正確な統計をとったわけではなく、あくまでも感覚ですが、
「〇〇さん」が、およそ6割。
役職がおよそ3割。
その他(君や呼び捨て)が1割。

そのような割合だと感じています。

敬称のつけ方も、会社の組織風土が表れたりすることがあり、比べると面白いものです。

2019年12月10日 (火)

24時間営業で残業が減る

以前、あるスーパーの店長に話しを聞いたことがあります。

店長は残業があるかということに対し、「24時間営業になって残業はなくなった」とのこと。

24時間営業になる前は、開店前から閉店後まで店長が店にいなければならないことがあった。
しかし、24時間営業になったことで、交代の“店長代理”の人が来るようになったので、店長は時間になったら帰れるようになったと。

人はさすがに24時間働くことはできないので、シフトが回るように交代となる人を配置します。
そのおかげで、無理な長時間労働がなくなったというわけです。

別の運送会社でも、「24時間営業することで、ドライバーの長時間労働が減った」という話しを聞いたことがあります。
24時間営業とすることで、一人当たりの仕事を分散することができ、長時間働くような運行を減らすことができたそうです。

24時間営業が長時間労働につながっている職場もあります。
一方で、24時間営業にすることで、長時間労働が減っているという職場もあります。

人を確保できれば、24時間営業が労働環境の改善につながるという話しです。

2019年12月 9日 (月)

失敗したら簡単に飛ばされる(?)

ある中小企業に、銀行から融資が行われました。
主に運転資金の融資です。

昨今は、金融機関同士の競争が激しく、黒字であれば低金利で融資を受けられることがあります。
その企業も黒字を維持しており、低金利でもあったので、今まで取引のなかった銀行から運転資金を借りることにしました。

しかし、あるとき主要顧客との取引が中止となり、売上が大幅に落ちてしまいました。
赤字に転落し、それが回復出来ていません。

資金繰りに窮し、銀行から借りたお金を返すことができなくなりました。
結果として、中小企業再生支援協議会の支援を受け、リスケ(返済猶予)に。

銀行の融資担当者は、『私は飛ばされるかもしれません』と、企業の経営者に恨みを言いました。
その予想通り、融資担当者は地方の支店に“飛ばされ”ました。

失敗したら飛ばされる。
そういった文化の会社は結構多いようです。
金融機関は、基本的にそのような文化だと聞きます。

一方で、失敗を許容する文化の会社もあると思います。
失敗して飛ばしていたら、チャレンジする風土がなくなるという理由によって。

失敗したとき飛ばすか、許容するか。
どちらが良いかを決めるのは、自社(自分たち)です。

2019年12月 8日 (日)

「サショー」と「ケンピン」

自動車メーカーの人と話をしていて、『サショーにおいては、……』と言われたことがあります。
私はその言葉を聞いたとき、意味を理解できませんでした。

「サショー」とは「査証」のことだと、後から知りました。

査証は、いわゆる検品。

品質や数量をチェックすることです。

そして、自動車メーカーでは「検品」とは言わないそうです。
逆に、流通業の人たちは「査証」という言葉は、まず使いません。

メーカーは検品ではなく、査証。
流通業では査証ではなく、検品。

言っている意味は同じこと。
業界によって、言葉の慣習が違うことがあります。

2019年12月 7日 (土)

希望退職は誰にとっての希望なのか

「希望」
①ある事を成就させようと願い望むこと。また、その事柄。
②将来によいことを期待する気持ち。

「希望」の広辞苑の定義です。

さて、企業の希望退職者の募集が、今年1万人を超えたとの新聞記事がありました。

1万人。
それが、多いのか、少ないのかは分かりません。

恐らく、1万人という合計数が問題なのではなく、その一人一人の人生が左右されることが、重要視されるべきものなのだと思います。

そして、希望退職というのは、誰にとっての希望なのか。

通常は、「退職したい」と思う社員の希望。
本人が納得し、「将来によいことを期待する気持ち」を持って応募するもの。

しかし、本当は企業が「ある事(=人件費の削減)を成就させようと願い望むこと」なのではないか。

理想は、応募する社員も、募集する企業もウィンウィンで成り立つのが“希望退職”なのだと思います。

1万人の中に、その理想形の人が何人いるのか。
それを新聞記事からつかむことはできません。

2019年12月 6日 (金)

不要な書類を廃棄する習慣

どんな所でも大切な5S。
整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5S。

年末を迎え、組織内でも大掃除を計画しているところが多いと思います。

その際、大事なのが不要なものを捨てる、いわゆる「整理」。
特に、不要な書類を捨てることに力点を置く人が多いでしょう。

ただ、「整理」は大掃除の時だけやればよいのではなく、普段からの習慣が大切です。

今からでも、できれば今日からでも不要なものは捨てられるように、自分たちの周りを見渡してみる。
キャビネットの中や、ファイルにしまわれたものを、できるだけ目につくようにする。

すると、捨てるべきものの候補がいろいろと出てきます。

不要な書類は、まとめて捨てるよりも、日常の習慣の中で廃棄を進める。
それが、すっきりと片付いた環境の維持につながります。

今日も、不要なものは捨てていきましょう。

2019年12月 5日 (木)

業績が悪くなると仕事が増える?

大きな会社組織では、業績管理、予算管理がシビアに行わています。

業績好調、予算達成、という場合は、会社(上司)から細かいことを言われることはありません。

ところが、業績が悪くなると、「対策を考えろ」、そして「それを資料にまとめて報告しろ」などと言われ始めます。

更に、その対策が納得されないと、「もっとちゃんと対策を考えろ!」などの叱責が浴びせられます。

その対応にまた時間が取られる。
そんなことより、本来の仕事に集中したいのに、“会社(上司)を納得させるための対策”の仕事をせざるを得ない。

大きな組織では、そういったことの経験者が多いのではないでしょうか。

付加価値を生まない仕事は極力少なくする。
業績を改善するには、付加価値を生む仕事に注力することが大切。

恐らく、誰でも理解しているはずなのに、業績が悪くなるとそれが横に置かれてしまう。
本当に必要な対策は何か。
冷静になる必要があります。

2019年12月 4日 (水)

プレゼン配布資料の抜粋は補足を

セミナーや講演では、プレゼン資料をスクリーンに映しながら話をする人が大半です。

そして、プレゼン資料のコピーを出席者に配布されることも多くあります。

ただ、中には、映写された資料そのままではなく、一部を抜粋した資料が配られることがあります。

聞いている方は、手元の資料を見ながら話に耳を傾けていますが、映されたスライドが手元にないと、「あれ?」と思います。
「映された資料が、手元にない!」と。

時に、資料のページをめくり、そのスライドの資料を探すこともあります。

もし抜粋した資料を配布する際は、「このスライドはお配りしていません」などの補足をしてほしいと思います。

聞き手を混乱させない。
プレゼンの鉄則です。

聞き手の立場になって話しをする。
これもプレゼンの鉄則です。

2019年12月 3日 (火)

供給が需要を喚起する(?)

売場での売れ残りをなくす。

社会的にその重要性が叫ばれています。
ロスをなくし、廃棄などの無駄を減らしていこうという動き。

しかし、売れ残りロスは、ゼロにはならないという理論もあります。

その根拠が、「供給が需要を喚起する」というもの。

売場に大量に商品が並んでいると、その大量のものが欲しくなるという心理。
逆に、少ししか並んでいないと、その商品を買う意欲がそがれるという心理。

大量に商品があれば、購買する側の目を引き、鮮度もよく見えるため買う意欲が高まる。
少ししか商品がなければ、売れ残り感が醸し出され、欲しくなくなる。

それらの理論から、販売側は常に商品を多めに並べ、結果として売れ残りはなくならないということに。

心理的に、その理論は理解できます。
売上を上げる努力と、売れ残りをなくす努力。
小売業の永遠の課題といえます。

2019年12月 2日 (月)

雑用に積極的な人、消極的な人

暴論を承知のうえで、人には二つのタイプがあると感じます。

それは、雑用に積極的なタイプか、消極的なタイプか。

雑用とは、直接自分に与えられた役割ではないものの、誰かがやらなければいけないようなもの。
イベントの幹事や、ボランティア的な業務など。

それらを、積極的に引き受けるか、できるだけ自分に火の粉が降りかからないようにするか。

積極的な人は、「私がやります」、「やることは構いません」といった態度を取る。
消極的な人は、「誰かいないかな」、「自分には(雑用を)振らないで」といった態度を見せる。

そんなステレオタイプな見方はよくないかもしれませんが、ふと、どちらの性向なのかを見てしまうことがあります。

2019年12月 1日 (日)

賞味期限は年月表示に

食品メーカーのサンプルで、サプリメントをもらいました。

健康になるためのサプリメントで、使用場面によって2種類のものがあります。

その2種類の賞味期限を見てみたら、1つは「年月日」表示。
もう1つは「年月」表示。

賞味期限表示のルールとして、製造から3か月以上品質が保たれるものは、「年月」表示が認められています。

今回の2種類は、いずれも賞味期限が1年以上のもの。
したがって、「年月」表示で構わないわけです。

今回の場合、未だ1つの方は、「年月」表示への切り替えが終わっていないようです。

なぜ「年月日」表示から、「年月」表示に切り替えるかというと、物流の管理を簡素化するためです。

「年月日」では、日単位で在庫管理が必要ですが、「年月」ではそれが月単位でよくなります。
(ただし、実際の倉庫では、入荷の日単位で在庫管理を行っているところが多いです。その理由は“先入れ先出し”を徹底するためです。)

流通、物流上でメリットが多い「年月」表示が当たり前になる時期は、遠くないと思われます。

« 2019年11月 | トップページ | 2020年1月 »