失敗したら簡単に飛ばされる(?)
ある中小企業に、銀行から融資が行われました。
主に運転資金の融資です。
昨今は、金融機関同士の競争が激しく、黒字であれば低金利で融資を受けられることがあります。
その企業も黒字を維持しており、低金利でもあったので、今まで取引のなかった銀行から運転資金を借りることにしました。
しかし、あるとき主要顧客との取引が中止となり、売上が大幅に落ちてしまいました。
赤字に転落し、それが回復出来ていません。
資金繰りに窮し、銀行から借りたお金を返すことができなくなりました。
結果として、中小企業再生支援協議会の支援を受け、リスケ(返済猶予)に。
銀行の融資担当者は、『私は飛ばされるかもしれません』と、企業の経営者に恨みを言いました。
その予想通り、融資担当者は地方の支店に“飛ばされ”ました。
失敗したら飛ばされる。
そういった文化の会社は結構多いようです。
金融機関は、基本的にそのような文化だと聞きます。
一方で、失敗を許容する文化の会社もあると思います。
失敗して飛ばしていたら、チャレンジする風土がなくなるという理由によって。
失敗したとき飛ばすか、許容するか。
どちらが良いかを決めるのは、自社(自分たち)です。
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