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2020年6月

2020年6月30日 (火)

「置き配」の懸念と期待

ネット通販などでの宅配において、今、「置き配」が広がっています。

届先の人に手渡しするのではなく、玄関先などにそのまま置いておくというもの。

不在時の再配達や、人との接触機会を減らすことができるため、置き配を選ぶ人が増えています。

しかし、玄関などに置いたままにするというは、どうしても盗難のリスクが付きまといます。
今は未だそれほどのシェアはありませんが、この先どんどん広がっていくと、それを狙った盗難事件が増えていくことが懸念されます。

犯罪者は、ある意味プロ集団なので、置いたままにされたものを盗むことなど、簡単にできてしまうでしょう。
個人宅では、防犯カメラに映らないところも大半です。

そして、盗んだものは、容易に転売できる世の中です。
高額な物でなくとも、ネットオークションなどですぐに換金することができます。

置き配が普及するには、やはり盗難対策がしっかりなされることが必要だと感じます。
鍵付きの袋を利用するなど、盗難防止に向けた仕組みを販売する企業も出てきていますので、これから期待したいところです。

置き配の仕組み自体は良いものだと思うので、広がっていって欲しいと思います。


2020年6月29日 (月)

依頼事項には理由を付記する

メールなどで、相手に依頼やお願いをするとき。

「〇日までにお願いします」とか、
「〇〇の資料を送ってください」など、
相手に依頼事項を伝えるときがあります。

その場合、極力理由を合わせて書くと、スムーズに物事が運びます。

「X日に使うので、〇日までにお願いします」
「□□に必要なので、〇〇の資料を送ってください」
といったように、依頼に対する理由を付記するのです。

そうすれば、「そうか、それであれば対応しよう」と、相手も納得して依頼に応えようとするでしょう。

もし、何も理由が書かれていないと、もしかしたら「この忙しときに〇日までなんて無理を言うな」とか、「何で〇〇が必要なんだ」と思われるかもしれません。
相手にストレスを感じさせたり、面倒くさがられたりするかもしれないのです。

そのため、メールでの依頼事項には極力依頼の理由を付け加える。
それが、スムーズに依頼事項を進めるための、ちょっとしたコツです。

2020年6月28日 (日)

レジ袋が立派になる(?)

2020年7月より、レジ袋の有料化が義務付けられます。

一部の小売店を除き、大半でレジ袋が2円~5円程度で販売されることになります。

それに際し、レジ袋が立派になるという事態が想定されます。

今まで、無料で配布してものは、薄くて小さいものが多かった。
しかし、「お金を取る以上は、貧相なものを出すわけにはいかない」ということで、厚手で少し大きめのレジ袋にする店があるのです。

社会全体で、プラスチックが削減されるのは良いことですが、“立派なレジ袋”をもらうと(買うと)、それはそれで勿体ない気持ちになります。

2020年6月27日 (土)

「生産性のない議論」だった記憶

仕事でもそれ以外のことでも、できれば合理性を追求したいものです。

ムダなこと、不毛なことはできれば避けたい。

さて、以前あまり意味のない議論をした記憶があります。
既に起こってしまったことについて、それが間違いだったのではないか、といったような内容の議論。
正直、今更それを言っても、どうしようもないようなものでした。

そのとき、「生産性のない議論だな」と心に思ったのです。

「生産性がない」とは、生まれる付加価値がなにもないということ。

“生産性”は、インプットに対する、アウトプットの量。
式では、
生産性=産出量÷投入量
となります。

つまり、アウトプット(産出されるもの)が何もない、ゼロであれば、生産性がないということになります。

しかし、その議論したメンバーの中には、「議論して気持ちがすっきりした」人がいました。(おそらく)

その場合、そのすっきりした人は多少なりとも付加価値があったので、生産性は極少ながらゼロとはなりません。
その人にとっては、「生産性はあった」ということになります。

「生産性がない」という表現は、「まったく意味がない」というときに使えるもので、多少なりとも意義があればそれは「生産性が低い」という表現が適切となります。

言葉の定義を厳密にすれば、「生産性がない議論」はまったくもってムダな議論ということになるので、そんな議論をする機会は結構貴重だったのかもしれないと、今はそう思うようにしています。
これもどうでもいいこと(=生産性がない)かもしれませんが(苦笑)。

2020年6月26日 (金)

流れを止めないための知っているふり

会話や議論をしていて、「意味が分からない」、あるいは「自分はよく知らない」ことが出てくることがあります。

言葉の意味自体を知らなかったり、詳しい内容をつかんでいなかったり。

その場合、「それはどういうことですか?」と確認するのが本来です。
理解できないことをそのままにしていてはいけません。

しかし、大人数で議論している際など、「どういうことですか?」と質問を挟むのがはばかられる状況もあります。
流れを止めてるのは良くないのではないか、と思うような場面。

知ったふりをして、そのまま通り過ぎてしまうことがあります。

直接的に大きな影響にならないようなことや、枝葉のことであれば、それはそれでいいのではないか。
ときどき自分に言い訳をすることがあります。

2020年6月25日 (木)

仕事は与えられるものか、自分で作るものか

組織に属して仕事をしていると、「今日も忙しい」と思う日々が続きます。
「仕事がたくさんあって忙しい」と思う人が大半だと思います。

上司や顧客、関係部署などからさまざまな業務を依頼され、その対応をしなければならない。
給料をもらっている以上、言われたことはやらなくてはいけない。

経営者は別かもしれませんが、そう思う人は多いことでしょう。

本来、理想論を言えば、仕事は与えられるものではなく、自分で作り出すものです。

仕事は、自分たちが求めていることを実現させようとしているからこそ発生するもの。
誰かから与えられているものではありません。

あくまでも理想論ですが、ときどきそんな考えを思い浮かべることもいいのではないかと思います。

2020年6月24日 (水)

人材採用のチャンスというけれど

今、雇用状況が不安定になっています。
新型コロナウイルスの影響で、休業状態の人や解雇される人が増えています。

コロナウイルスの影響がある前は、多くの業種で人手不足でした。
人を採りたくとも、なかなか応募がないといった声もあちこちで聞きました。

特に、あまり人気がない職種である物流・運送業界では、人手不足問題が顕著に表れていました。

ところが、ここへきて「人材採用は今がチャンス」という声が出ています。
働き口を失った人たちが出てきているので、採用できる機会が増えているのではないかという声です。

本当にチャンスなのか。
私がお付き合いのある、いくつかの物流事業者から聞いた話をご紹介します。

A社:「新型コロナウイルスの影響で仕事が減ったので、人が余るようになった」
B社:「採用しようと募集を掛けているが、なかなか応募がない」
C社:「この先の景気の状況が見えないので、採用は一旦ストップしている」

あくまで、私の知り合いの3社だけの話しですが、いずれも「採用はチャンス」という意見に対し、そういう状況ではないことになっています。

B社のように、人を採用したいが応募がないというのは、B社に問題があるのか、未だ業界で人の流動化がそれほどではないのか、要因は明らかではありません。

いずれにしても、「今が採用のチャンス」ばかりでないようです。

2020年6月23日 (火)

消費税込みの金額での錯覚

ある企業の収支状況を分析していたときのこと。

毎月の売上と利益の推移を見て、改善ポイントを探ることを行っていました。

すると、2019年秋以降に少し売上が上がっていたのです。
前年同月比で、ほぼ同じくらいの売上だったのが、秋以降プラス1~2%の上昇。

良い傾向ではないかと思い、要因を聞いてみると、「消費税分です」との答え。

見ていた数値は、税込みの金額だったのです。
2019年10月から税率が8%が10%となり、税込みの売上では2%は自然に上がるのは当然。

税込みか税抜きか、確認をしなかったのがいけないのですが、てっきり税抜きだと思い込んで分析を行っていました。

税込みなのか、税抜きなのかはまず初めに確認すべきことでした。

2020年6月22日 (月)

会議が終わった後の本音

物事を決めたり、意見を出し合ったりする会議。
会社内では、さまざまな会議が行われます。

それら会議が終わった後、参加者から何気なく本音が出されることがあります。

「何でこんな結論になるのだろう」とか、「あの考えはおかしい」とか。

会議室を出た途端、そういった本音が吐き出されたりします。

会議が終わった後の本音は、それを吐き出した相手から「なぜ会議の場で言わなかったのか」と思われるだけです。
「その場で言えばいいじゃないか」と。

会議が終わった後に本音を言うのではなく、本音は会議中に言うべきもの。
終わった後に本音が出る会議は、良い会議とはいえません。

本音を言い合える会議こそ、価値ある会議だと思います。

2020年6月21日 (日)

手が空いたら、何かするか、何もしないか

とある居酒屋での出来事。

アルバイト店員が店内の棚などを雑巾で拭いていました。
店をきれいにするための活動です。

その店員は、とても気が利き、愛想も良く、働きぶりは素晴らしいものがあります。

なぜ棚を拭いていたかというと、手が空いたから。
接客をしつつも、手が空いたら何もしないよりは掃除をしよう。
そう思って、棚を拭いたのだと思います。

さて、この行為をどう評価するでしょうか。

良いことなのか?、いけないことなのか?。

手が空いたら、何もしないでボーっとしているよりは、掃除をする方が良い。
反対に、掃除は決められた時間(たとえば開店前など)にやるべきものなので、それ以外のときにやるのはムダだ。

前者の考えか、後者の考えか。

実は、業務改善活動において、後者の考え方を採る場合があります。

「手待ちになったら、その手待ちを隠さず、手待ちを明らかにするべき」という考え方。

手待ちになったとき、そこで余計なこと(その時にあえてやらなくてもいいこと)をしてしまうと、手待ちが隠れてしまう。
結果として、ムダ(=手待ち)が見えなくなり、改善が進まなくなるという考え方です。

人間の作業系の活動において業務改善を進める場合、このような見方で“ムダ”を明らかにすることも必要です。

ただし、手待ちの時間に掃除をするのが良いことなのか、いけないことなのかは一概に決めつけられるものではありません。
何が“ムダ”なのかは、その仕事内容、その時々によって判断すべきものです。

2020年6月20日 (土)

繁盛する店と閑散とする店

新型コロナウイルスによる外出自粛が少しずつ緩和され、街に出る人の数が増えています。

飲食店も、営業が元に戻りつつあります。

しかし、客数(売上)は当面元のようにはいかないでしょう。
まだまだ会食や宴会を避ける人は多いものです。

そのような中で、繁盛している店と、閑散としている店があります。

たとえば居酒屋でも、夜になるとそこそこ店が客で埋まるところ。
満席とは言わないまでも、多くの客でにぎわっている店があります。

一方、ほとんど客が入っていない店も。

その差は、結局元々人気があるか、ないかの違いなのでしょう。

料理がおいしかったり、値段がリーズナブルであったりする店は、客も戻りが早い。
そうでない店は、やはり客が足を運ばない。

コロナウイルスが流行る前は、金曜日などは満席の店が多く、仕方なく空いている店に行っていた人たちがいます。
今、満席で入れないことがないため、「もともと行きたい店に行く」わけで、「仕方なく入る店」はないわけです。

二極化とまでは言えませんが、やはり繁盛する店と閑散とする店は、差が顕著に出ます。

2020年6月19日 (金)

改善目標は何%が妥当か

業務改善を進めるにあたり、数値目標を設定するのが基本です。

「〇〇を〇%改善しよう」といった目標。

・コストダウン
・時間短縮
・不良低減
などを実現するにおいて、何%改善するのを目標とするか。

この数値目標について、いろいろな論説があります。

代表的なものでは、以下の3つがよく言われます。
①5~10%程度
②20~30%程度
③50%

①(5~10%)は、実現可能性を追求する場合に、よく設定される目標です。
“目標必達”的な意気込みで、改善を着実に進めていくための取り組みがなされることになります。

②(20~30%)は、思い切った目標として設定されます。
実現できるかは、やってみないと分からないが、それに近づくように全体を見直す発想で取り組みを進めようという感じのもの。

③(50%)は、抜本的改革を目指すもの。
今までの延長で物事を考えるのではなく、ゼロベースで取り組みを進め、新たな仕組みを作ろうというものです。

どの程度の目標値とするかは、もちろん内容や状況によって違いますが、時に刺激を与える意味で高い目標とすることも必要です。

2020年6月18日 (木)

在庫が多すぎても、多すぎと感じないもの

以前、医療系の器具を扱う企業で、在庫管理を改善するお手伝いをしたことがあります。

手術に使うような器具を販売している会社で、在庫管理が出来ていないとう相談があったのです。

まず、物が保管されている現場を見てみると、意外と“整然”としていました。
棚にきちんと納められ、見た目の保管状況は悪くなかったのです。

器具自体が小さい(手のひらほどの大きさ)ものが多いため、数が多くとも保管スペースは狭く済んでしまうという状況でした。

しかし、データを見ると、在庫日数が1000日以上とか、2年以上出荷がゼロといったものがたくさんありました。
保管状況の“見た目は綺麗”でも、滞留在庫や不動在庫があふれていたのです。

その企業の経営陣は、薄々は「在庫が多いのではないか」と感じていたようですが、物理的に保管場所があふれてしまうといったようなことがないため、ずっと放ったらかしのままで来てしまったのです。

その際のコンサルティングでは、単品別に処分(廃棄)するか、思い切った安売りをするかなどを決め、多すぎる在庫を減らすことを進めるようにしました。

モノ自体が小さいものは、保管場所の見た目だけで在庫管理の良し悪しは判断できないのです。

2020年6月17日 (水)

社員研修の効果について考えさせられる話

物流の業界紙に、次のような話題が載っていました。
中小の運送会社での、経営者のコメントです。

・経営者は社員の人材育成が大事だと感じ、社員研修を行うようにした。
・時には経営者自らが講師となり勉強会を開き、時には外部から講師を呼んで業務とは直接関係ないようなことも教育していた。
・研修を行うにあたって、講師の費用など相当のお金を掛けていた。
・しかし、何年か経っても、特に効果というものが見られなかった。
・やり続けていても、「のれんに腕押し」ではないかと感じるようにもなった。
・そのため、やがて研修を中止してしまう。

・ところが、しばらくすると、社内の雰囲気や人間関係が著しく悪くなっていった。
・経営者は、再度教育の重要性を認識することとなった。


社員研修の効果というのは、すぐに表れるものではありません。
特に、人間力の向上や、マネジメントスキルといったものは、本当に効果が出たと思うには長い時間が掛かります。

ただ、研修に“高いお金”を掛けている場合、効果を期待するのも当然の気持ちです。
それがなかなか見えづらいのが、研修の成果の難しところです…。

この事例の話のように、直接的には見えないものの、行った効果というのは意外とあるのかもしれません。
私自身も、研修講師という仕事をしているので、いろいろと考えさせられます。

2020年6月16日 (火)

不満を吐き出す機会を与えるのも外部コンサルタントの役割

今まで、多くの企業で経営改善や物流に関するコンサルティングに携わってきました。

実際にコンサルティングの現場で行われることの一つは、話し合いです。

関係者が集まって、課題について話し合いをする。
そこで出されたテーマを改善していく。
その繰り返し、積み重ねを進めていきます。

そういった話し合いは、時に“不満を吐き出す場”になることがあります。

日頃、メンバーが心の中で抱いている不満が吐き出される。
それは、上司や同僚に対するものもあれば、会社の制度に対するものもある。

複数の人から、次から次へと不満が出されることもあります。

不満を吐き出すというのは、決して悪いことではありません。
それは、次の改善のきっかけとなるからです。

不満を抱えたまま、鬱屈した気持ちで仕事を進めるのは良くありません。
むしろ、積極的に不満は吐き出すべきものとも思います。

しかし、不満を正直に伝えられるばかりではありません。
特に、個人の資質や上司の方針などについては、なかなか言えないという人もいます。

そのような不満を、私のような外部の人間にぶつける。
それも、コンサルタントの役割だと思っています。

外部の人間が入ることによって、客観的に議論を進めることができるし、“単なる言い合い”ではなく建設的な話し合いとすることもできます。

不満を伝える機会を与えるのも、時に大事かな、と思っています。

2020年6月15日 (月)

今月のセミナーも中止

今月(6月)の下旬に、セミナー開催を予定していました。

研修団体が主催するセミナーで、業務改善をテーマにしたもの。
毎年、年に数回開催し、毎回多数の受講者に参加していただいています。

しかし、今回は新型コロナウイルスの影響により、中止となりました。

やはり、未だ参加者が集まらない。
東京で開催されるものですが、東京以外のエリアから来るのは難しい現状。
また、通常の勤務体制でない会社もたくさんあり、その中でセミナーに参加することができない人も多いのでしょう。

オンラインで開催するには準備が出来ておらず、セミナーの“臨場感”も大切なため、やはり会場で行えるのが理想です。
そのような状況のため、中止は致し方ありません。

次回は秋に開催の予定ですが、そのときは実施できることを期待して……。

2020年6月14日 (日)

読みづらい文章が本当にある

FacebookなどのSNSやブログの文章について。
個人個人がそれぞれコメントを投稿しています。

しかし、中には本当に読みづらい文章があります。

その最たるものは、改行や行間がないもの。
ずらずらと文章が続き、どこで話題が区切られるのかがわかりづらい。

改行がない投稿をする人が「本当にいるのか!」と思わされますが、ネットでは「中高年に改行しない文章を投稿する人が多い」という分析もあります。
スマホで文章を書くと、改行をする行為を忘れてしまうのでしょうか。

長い文章で行間がないのも読みづらい原因です。
行間がなく長く続くものは、読むことに疲れてしまいます。

そういった投稿は、仮に内容がとても素晴らしいものであっても、読まれるチャンスが減るので残念です。

2020年6月13日 (土)

「今できることを考える」と考える

仕事をしていれば、いろいろな不満が出ます。

「もっと〇〇だったらいいのに」
「もっと〇〇をしてくれたらいいのに」

恐らく、まったく不満なく働いている人は、それほど多くないでしょう。

特に、組織で仕事をしていれば、その組織やメンバーに対し、何らかの不満が生まれるはずです。

そして、その不満は解消できるものと、解消できないものがあります。

たとえば、不満を関係者が認識して、是正することができるもの。
それはやがて解消できるかもしれません。

しかし、どうしても解消できないものもあります。
それは、個人的な資質の問題もあれば、財政的に不可能なものもあるでしょう。

そういった自分では解消できない不満に対しては、
「今できることを考える」という思考の癖をつけるようにしたいものです。

どうせ不満が解消されないのであれば、今できることを考える。
それによって、多少なりとも前向きな気持ちになることができます。

2020年6月12日 (金)

物流の仕事に携わるメリット

以前、メーカー系物流子会社の新入社員に対し、研修を行ったことがあります。

グローバルに事業展開している物流子会社でしたが、そのときは「改善」をテーマに研修を実施しました。
新入社員は原則、物流センターなどの現場に配属されるため、そこで「いかに改善を進めるか」といったことをレクチャーしたのです。

その研修中、雑談的な時間があり、私から物流の仕事に携わるメリットについて話しをしました。

物流の仕事のメリットはたくさんありますが、そのとき話しをしたのは以下のような内容です。

『物流の仕事は、幅広い部門の業務を知らないとできない。
メーカーの物流であれば、製品の設計や生産、また販売先の顧客の事情を知っておかないと“良い物流”にすることはできない。

川上(調達や生産)から川下(販売や顧客情報)までを理解したうえで、最適な物流を構築していく必要がある。
そのため、仕事を通じて物流そのものだけでなく、生産から販売までの幅広い知識を得ることができる。』

そのようなことを語りました。
『だから、仕事は楽しくなるよ』とも付け加えて(笑)。

生産部門の人も、もちろん顧客のことを理解して仕事をしていると思います。
販売部門の人であっても、これも当然生産のことを理解しておかなければいけません。

ただ、川上と川下をつなぐ仕事を日々行っているのは、物流部門の人たちです。

その全体観や最適追求の姿勢を持てるのが、物流の仕事のメリットです、と。

そんな観点を持ちながら仕事をしてほしい。
今でも、新入社員の人たちに伝えたいことです。

2020年6月11日 (木)

オンラインセミナーの気軽さ

今、企業や団体が主催するセミナーは、オンラインが主流になっています。
Zoomなどを使って配信。

企業が半分宣伝目的で開催するセミナーも、以前は会場に参加者を集めるのが普通でした。

その場合、開催時間に会場に向かうのは、移動時間も含めてスケジュール調整が大変でした。

しかし、オンラインセミナーでは、職場や自宅で聴講することが可能になります。
それほど厳密にスケジュールの確保は必要ありません。

聴講するだけの形のセミナーであれば、良いか悪いかの是非はともかく、「ながら視聴」もできてしまいます。

そのため、オンラインセミナーは通常の会場に集めるスタイルより、参加者が集めやすいのではないでしょうか。

会場に人を集める方が臨場感もあり、直接的なコミュニケーションもしやすいものですが、オンラインで気軽に申し込めるというのは、大きなメリットです。

2020年6月10日 (水)

一般論しか語れないときの残念さ

会話の中でも、執筆する文章でも、相手に響くことを伝えたいと思うのが当然です。

しかし、なかなか機微のあるフレーズや説得力のある内容が思い浮かばないときもあります。

そんな時でも、言葉をつなぐ必要がある場合。
無言では会話が止まってしまうような場合。

逃げの手として、一般論を話すことがあります。

当り障りのない、誰でも分かっているようなこと。
世の中に広く知れ渡っていて、今更それを言っても詮無いこと。

もっといい言葉が思い浮かべば、会話も意味を見出すのに、と後から思うようなこと。

ときどき自分自身において、そのような残念な状況を感じます。

これも一般論でしょうか
……(苦笑)。

2020年6月 9日 (火)

テレワークでプロセスが見えないという嘆き

「原則テレワークになり、会議はオンラインでやるようになりました。」

ビジネスマンで、このような人がたくさんいると思います。

そういった勤務状況の中、雑誌に載っていたコメントで、
「上司は成果しか見なくなった」という嘆きがありました。

営業活動などにおいて、とにかく結果を問われる。
報告も、結果だけが求められる。

そのようなコメントでした。

ビジネスマンは、成果が問われるのは当然です。
いかにプロセスが良くとも、結果が伴わなければ評価は低くなります。

しかし、実のところ、上司は結果はもちろんですが、そのプロセスを意外と評価していることが多いものです。

「あいつは頑張っている」、「努力している」ということを見ている上司が大半でしょう。

そのため、満足な結果に至らなくとも、プロセスが妥当ならば“それで良し”としている場面は、意外と多いのだと思います。
それがテレワーク中心となると、プロセスが見えづらくなってしまうわけです。

大企業を中心に、テレワークを当たり前とする、通常時でも在宅勤務を認めるというところが増えています。

その場合、プロセスをどう見るか。
一層、成果主義が増大していくのか。
上司の評価も問われることになります。

2020年6月 8日 (月)

優秀な人は、他人の話しを聞いてない(?)

会話や議論をしているとき。
「この人は、他人の話しをあまり聞いていないな」と思える人がいます。

決して、議論を遮ったり、主張だけに終始するというわけではありません。
話しに耳は傾けています。

しかし、聞いているふりをしているだけで、実は真意を聞こうとしていないような人です。

大抵、そういう人は自分の意見をしっかりと持っています。
主義がはっきりしていて、ぶれません。

どうすべきかを自分の中で判断できるため、優秀な人と言えるかもしれません。

ただ、他人の考えや気持ちを理解しようとしないため、微妙な齟齬が生じることになります。

優秀と言われていて、自分でしっかりと判断できると思っている人は、実は要注意なのかもしれません。

2020年6月 7日 (日)

会議で信頼を得るための一つの簡単な方法

今はオンラインでの会議が増えていますが、通常はメンバーが集まる会議があちこちで開かれます。

重要な会議もあれば、正直どうでもいい会議もあります。
しかし、会議に出席している以上は、それに真剣に向き合う必要があります。

ただ、会議の参加者の中には、自分に興味のないテーマや、自分の発言が終わると、“内職”をする人がいたります。

それは、ノートPCを操作したり、スマホをいじったり。
会議中に、関係ない相手とメールのやり取りをするなどという行為があちこちで見られます。

そういった人たちは、「課題に対して真剣に向き合っていない」と見られ、信頼を失うかもしれません。

そのため、会議中はよほどのことが無い限り、PCやスマホを操作することを避けるべきです。
(PCでメモや議事録を取る場合は別として)

それによって、相手の発言をしっかりと聞いているという姿勢を示し、メンバーから信頼を得られることにつながります。

2020年6月 6日 (土)

仕方なく会社を継いだ経営者の本音

中小企業では、経営者の代替わりが大きな課題となります。

会社を興した創業者は、いつか引退の時代が来ます。
そのときに、会社の経営を誰が担うか。

ある会社では、創業者が急な病気で亡くなり、その息子が急遽会社を継ぐことになりました。
息子は別の企業にサラリーマンとして勤めていましたが、そこを辞めて経営者となる決断をしました。

他に、会社を継ぐ人がいなかったからです。

ただ、本音では「経営者などなりたくなかった」と思っています。
「何で自分がこんな思いをしなくてはならないのか」とも。

業績が良い会社ならまだしも、ここ数年は赤字続きで、借入金も正直返すことができないくらいの金額があります。
借入金については経営者保証をしていることもあり、「もしかしたら自己破産をしなければならない」とも感じています。

それでも従業員の人たちはみんな真面目に働いているため、何とか頑張ろうという気持ちも持っています。

本音では経営者など辞めたい、一方で何とか会社を存続させたい。
経営者の心の中は、その二つがゆり動いています。

2020年6月 5日 (金)

自秘であることを認識する

人は、自分が知っていることと、自分では知らない(意識していない)ことがあります。

たとえば、同じ場所に二度、三度と行ったとき、
「前回は気づかなかった」とか、「こんな風になっていたのか」と思うことがあります。

人と二回目、三回目に会ったときでも、
「こんな人なのか」とか、「意外なところがあるのだ」と気づかされるものがあります。

しかし、場所も相手も、実は何も変わってはいないのです。
変わったのは自分の心の中。

そのように、自分の方が知らない、秘密になっていることを、仏教では「自秘」という言葉で表すことがあります。

自分のことは良く分かっていると思いがちですが、意外と自分では気づいていない、分かっていないことがたくさんあるというものです。

自分に自信を持つことも必要。
一方で「自分は良く分かっていない」、「教えてもらわないといけない」といったような謙虚さを忘れないようにしたいものです。

2020年6月 4日 (木)

社内幹部向け資料に付加価値はあるか

ある程度規模の大きい会社では、社内の幹部向けに資料を作らなければいけないことがあります。

取締役会。
部長会。
などのための資料。

なぜ、そういった資料を作る必要があるかといえば、幹部の人たちに状況を理解してもらい、経営するうえでの判断材料にするためです。

幹部の人たちが実態をつかんでおらず、それによって誤った判断をされてしまうことは避けなければいけません。
そのため、理解を得るための資料を作る必要があるわけです。

ただし、そのために“膨大な時間”を掛けてしまうのはいかがなものか。
綺麗に体裁を整えるための手間。
何枚もページを重ねる手間。

下手な気をまわしてしまい、余計な手間を掛けるのは実質としてはムダなことです。

その資料に付加価値はあるのか。
その資料を作ることで、会社の利益になるのか。

冷静に見極めることも必要です。

2020年6月 3日 (水)

欠品はない方が良いのか、あっても良いのか

買い物に行った場合、生活必需品でも買い回り品でも、店に欲しい商品がないとがっかりします。

買いたかったものが買えなかった。
とても残念です。

これを店の立場から見ると、“機会ロス”が生まれていることになります。
本来、商品があれば売上が立っていたものが、欠品のために売上がゼロになる。

店としても“損”な状態です。

一方で、欠品がない状態というのは、売れ残りが発生する基になります。

常に棚に商品があるということは、売れ残りになるリスクがとても高いわけです。

売れ残った場合、最悪は廃棄せざるを得ない商品もあります。
社会的、環境的に、廃棄はさまざまな問題を引き起こします。
経営的にも、当然廃棄は“損”です。

そのため、店によっては「売り切りごめん」をうたい、あえて欠品を発生させるやり方を取っているところもあります。

それは、野菜などの生鮮品もあれば、アパレルなどのファッション性のあるものも、そのような戦略を取っている店があります。

では、欠品を極力発生させないようにしている店と、欠品を是としている店では、どちらが良いのでしょうか?

それは、結果的に“利益”がどちらが多いかで判断するものです。

機会ロスを減らして利益を増やす。
売れ残りの値引きや廃棄を減らして利益を増やす。

どちらが利益が多いのか。
その判断です。

先日、食料品を中心に販売している中小企業の経営者とお会いしたとき、そのようなお話しをする機会がありました。

2020年6月 2日 (火)

大物商品の物流の難しさ

以前、リヤカーなどを製造している企業の悩みを聞いたことがあります。

小規模の企業ですが技術力は高く、顧客の要望に基づいて、オリジナルの設計でリヤカーなどを製造・販売しています。

リヤカーは、それ単独で使われたり、自転車の後部に連結されたりして使われます。
環境に優しい運搬器具として、需要は伸びています。

その企業でも、全国から問い合わせがあります。
顧客の要望をくみ取り、簡単な設計図と見積書を出す機会がたくさんあります。

しかし、最終的に受注に至るまでのネックが、物流費です。

リヤカーは宅配便や、路線便と呼ばれる各社の荷物を積み合わせて運べるようなサイズではありません。
ちなみに宅配便では、「縦+横+高さ」のサイズが200cmとか260cmとかまでが運べる上限です。

そのためリヤカーを運ぶには、トラックをチャーターしなければなりません。
チャーター料金は、距離などにもよりますが、片道50km辺りの近郊エリアでも2~3万円、長距離の運賃では5~10万円といった費用となってしまいます。

リヤカー本体の販売価格は5万円~10万円程度。
それに対し、運賃も5万円~10万円程度。

その運賃の見積りを出すと、顧客は「じゃあ、いいです」と断るケースが多いのです。

商品の本体価格と同じ運賃が掛かるというのは、消費者からすると理解しづらいのでしょう。
少しでも運賃が安くならないかを検討していましたが、他社との共同配送なども難しく、なかなか手立てがありません。

大物商品の物流は、結構苦労が多いものです。

2020年6月 1日 (月)

メール「返信不要」の一言

メールのやり取りをしていて、相手にお礼を伝えたり、メッセージを了解した旨の返信をしたりするときがあります。

そのとき、たとえばお礼を伝えたメールに対し、さらにそのお礼の返信が送られてくることがあります。

かえって相手に気遣いをさせてしまうような状況。
特に返信は必要ないのに。

そのような場合、メールの最後に「返信不要」という一言を入れておくと、相手に気遣いをさせる頻度が減ります。

特に返信が必要ないメッセージについては、「返信不要です」と伝えることで、スムーズにやり取りが終了します。
状況によって、そんなやり方もあります。

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