不満を吐き出す機会を与えるのも外部コンサルタントの役割
今まで、多くの企業で経営改善や物流に関するコンサルティングに携わってきました。
実際にコンサルティングの現場で行われることの一つは、話し合いです。
関係者が集まって、課題について話し合いをする。
そこで出されたテーマを改善していく。
その繰り返し、積み重ねを進めていきます。
そういった話し合いは、時に“不満を吐き出す場”になることがあります。
日頃、メンバーが心の中で抱いている不満が吐き出される。
それは、上司や同僚に対するものもあれば、会社の制度に対するものもある。
複数の人から、次から次へと不満が出されることもあります。
不満を吐き出すというのは、決して悪いことではありません。
それは、次の改善のきっかけとなるからです。
不満を抱えたまま、鬱屈した気持ちで仕事を進めるのは良くありません。
むしろ、積極的に不満は吐き出すべきものとも思います。
しかし、不満を正直に伝えられるばかりではありません。
特に、個人の資質や上司の方針などについては、なかなか言えないという人もいます。
そのような不満を、私のような外部の人間にぶつける。
それも、コンサルタントの役割だと思っています。
外部の人間が入ることによって、客観的に議論を進めることができるし、“単なる言い合い”ではなく建設的な話し合いとすることもできます。
不満を伝える機会を与えるのも、時に大事かな、と思っています。
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