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2020年6月 2日 (火)

大物商品の物流の難しさ

以前、リヤカーなどを製造している企業の悩みを聞いたことがあります。

小規模の企業ですが技術力は高く、顧客の要望に基づいて、オリジナルの設計でリヤカーなどを製造・販売しています。

リヤカーは、それ単独で使われたり、自転車の後部に連結されたりして使われます。
環境に優しい運搬器具として、需要は伸びています。

その企業でも、全国から問い合わせがあります。
顧客の要望をくみ取り、簡単な設計図と見積書を出す機会がたくさんあります。

しかし、最終的に受注に至るまでのネックが、物流費です。

リヤカーは宅配便や、路線便と呼ばれる各社の荷物を積み合わせて運べるようなサイズではありません。
ちなみに宅配便では、「縦+横+高さ」のサイズが200cmとか260cmとかまでが運べる上限です。

そのためリヤカーを運ぶには、トラックをチャーターしなければなりません。
チャーター料金は、距離などにもよりますが、片道50km辺りの近郊エリアでも2~3万円、長距離の運賃では5~10万円といった費用となってしまいます。

リヤカー本体の販売価格は5万円~10万円程度。
それに対し、運賃も5万円~10万円程度。

その運賃の見積りを出すと、顧客は「じゃあ、いいです」と断るケースが多いのです。

商品の本体価格と同じ運賃が掛かるというのは、消費者からすると理解しづらいのでしょう。
少しでも運賃が安くならないかを検討していましたが、他社との共同配送なども難しく、なかなか手立てがありません。

大物商品の物流は、結構苦労が多いものです。

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