余裕が出来たから人材育成
いくつかの運送会社の経営者が、人材育成について語っていました。
「今、コロナウイルスの影響で売上が大きく減っている。
仕事がなくなり、ドライバーの稼働も余裕が出ている。」
そして、「この時期は人材育成を行うチャンスだ」と。
トラックドライバーというのは、デスクワークのサラリーマンと違い、会社に居る時間は長くありません。
一日の大半は、社外で過ごすことになります。
そのため、社員を集めて教育を行うということが、意外と難しいものです。
実際私が、「ドライバーを集めてミーティングすることは可能ですか?」と聞くと、大抵は「普段は難しい」という答えが返ってきます。
会社によっては、年末の最終営業日とか、年始の最初の日ぐらいしか、一堂に集まる機会はないと言われます。
ドライバーの勤務体系は、出勤時間もバラバラ、帰社する時間はさらにバラバラ。
しかも労働時間を短くするためには、帰社したらすぐに退社することも必要です。
しかし、今の“仕事がない”状況では、ドライバーを遊ばさせておくわけにもいかず、教育する時間が取りやすいということらしいです。
個人個人と面談したり、社員を集めて研修をしたり、人材育成につながる時間を取りやすい。
今だからこそ人材育成。
そのチャンスを活かすことは、とても大事だと思います。
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