酒を断った運送会社社長
中小のトラック運送業の社長で、酒を飲まない人がいます。
父親から会社を引き継ぎ、二代目の社長。
社長になったときから、酒を一切飲んでいないそうです。
体質的に飲めないというわけではなく、昔は飲んでいたとのこと。
しかし、社長になったときから、付き合いの席でも酒は止めています。
その理由は、「万一、事故などが起こった時には、現場に駆けつけなければならない」、また「ドライバーが体調不良などで運転できなくなったときに、自分が代わりに運転することもある」というもの。
業務はほぼ24時間365日、何かしらの運行があります。
夜中でも、社員から携帯電話に連絡が来ることが少なくありません。
中小企業なので、ドライバーの数も限られ、余裕を持った雇用もできません。
ギリギリの経営といった状況です。
そのため、何かあったら社長が動かなければいけないのです。
一切酒を断った話に、経営者の覚悟を感じます。
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