流行りものを追いかけるか、不変を追求するか
今日の日経MJに、糸井重里氏のインタビューが載っていました。
インタビューの中で、『これからも変わらないものを相手にしてやっていきたい』というコメントがありました。
糸井氏は、世の中を的確に捉え、市場に大きなインパクトを与え続けてきた人です。
西武百貨店の「おいしい生活。」というコピー、「ほぼ日刊イトイ新聞」でのさまざまなマーケティング活動など。
そういった時流を見極めてきた人が、変わらないものを追求するという姿勢が紙面で紹介されていました。
今、コロナウイルスによって、「変わらなければいけない」とか、「新たな様式に対応すべし」といった意見があちこちで見られます。
変化に対応することは大事。
ただ、(単なる)流行りものに乗ることは注意したいところです。
一年前にはタピオカの店が、街のあちこちに乱立していました。
今、その跡地が空き店舗になっていたり、別の店に代わっていたり、タピオカを“売り”にしている店は激減しています。
世の中で流行っているから、といった安易な姿勢ではなく、「我々がやるべき本質は何か」を追求したいものです。