ブログ小休止のお知らせ
当ブログはしばらく小休止いたします。
再開が決まりましたら、改めてご案内いたします。
当ブログはしばらく小休止いたします。
再開が決まりましたら、改めてご案内いたします。
ある企業の経営者が語っていた言葉を雑誌で目にしました。
『利益を上げていないということは、世の中に自分たちが認められていないということです。』
企業が存続するための条件。
それは利益を確保すること。
そして、経営者はそのために組織を動かしていかなければなりません。
利益は企業が社会から認められている証。
短期的に業績が悪化することはあるにせよ、利益を出せる仕組みを作り上げるのが経営者の使命。
それは間違いないと思います。
ある中小企業の経営者が嘆いていました。
その会社では、慢性的な人手不足で、常に従業員の募集を行っています。
最近、入社したいという人が現れ、面接をしたとのこと。
なぜうちの会社に入りたいかを、経営者が質問したところ、
「今の会社の業績が悪化し、雰囲気が悪くなったから」と答えたそうです。
経営者は少し頭に血が上りましたが、さらに質問をして、
「この会社でどんなことをしたいと思っているのか」と聞きました。
すると、「今はとにかく頑張りたい」との答え。
15分ほどで面接は終了し、不採用としたそうです。
経営者としても、入社してくれるなら、この会社で「こんなことをしたい」、「この会社で働いてみたい」と思っている人を採用したい。
後ろ向きな理由で入社しても、すぐにより良い条件を求めて他の会社に行ってしまうのではないか。
そのような思いがあります。
中小企業は、やはり一人一人の役割が大きく、人をすぐに入れ替えることもできません。
チームワークも求められます。
経営者の嘆きは共感できます。
緊急事態宣言下で、飲食店が20時までの営業となり、コンビニエンスストアで買い物をする機会が増えています。
外食ができず、コンビニエンスストアで買ったものを自宅で食べることがあります。
自宅の周囲には、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、ヤマザキデイリーストアが、それぞれ数店舗ずつあります。
その中で、最も行く機会が多いのはセブンイレブン。
米飯や麺類といったチルド系の商品で、陳列量が多いためです。
棚に、あまり欠品がなく(品揃えが豊富)、1品当たりの在庫量も多くなっています。
他のチェーン店は、棚に空きが目立ち(欠品が多発)、選択肢が少ない状態。
結果として、セブンイレブンに足を運ぶことが多くなるのです。
直近期の決算では、1店舗の1日当りの平均売上は、セブンイレブンが65万円超、他チェーンは50万円台前半。
10万円以上の差があります。
その差の要因の一つとして、陳列量が挙げられるのは確かでしょう。
やはり、売るには物がないといけません。
当たり前のことですが、その当たり前のことができるかできないか。
差はそこに生まれます。
やや時期がずれましたが、今年も多くの年賀状が届きました。
年賀状“だけ”のやり取りしかない人もたくさんいます。
その中で、「今年で年賀状は止めます」という人が何人かいました。
以前からそういった人はいますが、年々その数が増えているような感じがします。
それぞれの理由は分かりませんが、年賀状に意義を感じなくなっている人が増えているのでしょう。
「面倒なやり取り」と思っている人もいるのかもしれません。
“年賀状だけのやり取り”の人とは、お互いに記憶がなくなっていってしまう。
そういった寂しさを、「最後の年賀状」から感じました。
私は個人経営のコンサルタント。
自営業であり、自由業にも該当します。
仕事は決まったものがあるわけではありません。
依頼された業務があれば仕事をし、それがなければ仕事はありません。
収入は、当然仕事に比例します。
そして、仕事の依頼があったとき、その優先順位は何か。
それは、大抵先着順です。
先に依頼が来た仕事を請け負うということ。
スケジュールを調整し、日程が確保できれば「できます」と答えます。
もし仕事の日程が重なった場合、後から依頼されたものは断らざるを得ません。
たとえ、後から来たもののほうが報酬が高かったとしても、お断りをすることになります。
また、報酬だけではなく、仕事内容そのものについても同様です。
仕事内容として、後から依頼されたものの方が「面白そう」、「やりがいがありそう」と思っても、それは断ることになります。
報酬や仕事内容を優先し、その場その場で最適と思われる仕事を選択したら、短期的、近視眼的にみたらメリットはあるかもしれません。
しかし、(先に仕事の依頼をしてくれた人からの)信頼を失い、やがて誰からも仕事が依頼されなくなることでしょう。
結果的に、先着順で仕事をするのが一番良い選択という結論になります。
物流センターや工場などでは、あるいはオフィスでも床にラインを引くことがあります。
区画や区分けをするためのライン引き。
床用のラインテープを貼ることになります。
しかし、ラインテープは時間が経つと剥がれたり欠けたりします。
正直、耐久性はあまりありません。
もし、自分で貼ったラインが剥がれたりした場合は、すぐに直したくなります。
見た目を綺麗に維持したい。
せっかく自分が貼ったので、欠けたりしているものを放置しておくわけにはいかない。
そういった心理になります。
しかし、他人が貼ったものは、欠損してもあまり気になりません。
「仕方ない」で済ませ、そのまま放置してしまいがちです。
自分で貼ったら、すぐに直す。
他人が貼ったものは、そのままにする。
人の心理を考えると、そういった状況になりがちです。
そのため、できれば自分自身が貼る。
そして、自分が貼ったところは、常にメンテナンスを心掛ける。
そうすれば、ラインは綺麗に保たれるようになるはずです。
良い会社にしたい。
企業の経営者ならば、誰しもそう思っているはずです。
今現在は、良いところもあれば、悪いところもある。
これも、すべての会社で共通しているものです。
そして、できれば「良いところ」は外部にアピールをしたいもの。
それは、顧客に対しても、人の採用においても、さらには社会に対しても訴求点となるところです。
では、「うちの会社の良いところ」って何だろう?
これを言語化しておくことが大切です。
従業員が共通認識でき、他社と差別化できているところ。
また、特徴として自慢できるところ。
その良いところを社員の誰もが認識できれば、従業員満足度も高まり、社外に対してもアピールできるようになるはずです。
ある会社での話です。
先日、トップ(社長)が新しい人に代わりました。
以前の社長は、あまり細かいことに口を出さず、特に大きな変化を求めない人でした。
下にいた人たちは、どちらかというと、やりやすいように仕事をしていたという感じ。
ところが、今度社長になった人は、割と自分から口を出すタイプ。
細かいことにも注文や指示を出すそうです。
やがて、下にいる人たちは常にトップの意向を気にするようになっている雰囲気に。
どちらかというと、上を向いて仕事をするような状況になっているそうです。
ただ、業績は悪くなく、社内の動きが迅速になったという面もあるとのこと。
果たして、以前と今と、どちらがいいのか。
その評価は、決して“好き嫌い”ではなく、結果(業績)で判断されるのだと思います。
新型コロナウイルスの影響で、業績が悪化している企業が多数です。
一年近く業績が悪化し続け、経営危機が高まっているところも多く存在します。
中小企業の大半は、業種を一本に絞って事業を行っています。
顧客も限定され、今は新規顧客を捕らえるのも容易ではないという状況もあります。
業績の悪化が続いても、なかなか手立てがないというのも現実。
その中で、「何か、別の事業を展開するべきか」と考え始めている企業もあると思います。
ある企業では、製造業ですが物流業に進出することを考えています。
作ったものを保管して配送するという業務を、他社に委託するのではなく自社で行えないか。
さらに自社以外の荷物も扱えないか、という事業構想。
物流業界も競争が激しいため、そう簡単に儲かるものでもありません。
ただ、「やってみないと分からない」ということもあります。
新規事業への進出は、慎重に考えなくてはなりません。
失敗したら、益々経営危機となってしまいます。
それでも、大胆に発想する必要もあります。
慎重に、かつ大胆に。
新規事業は、アクセルとブレーキの両方を踏みながら進めていかなければなりません。